Sep
10
第6回全脳アーキテクチャシンポジウム [オンライン]
人と共存する脳型AIを目指して
Organizing : 特定非営利活動法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
Registration info |
参加枠 Free
FCFS
|
---|
Description
第6回 全脳アーキテクチャシンポジウム
テーマ:人と共存する脳型AIを目指して
AGIの実現を目指す全脳アーキテクチャ・アプローチは、現在、メゾスコピックレベルの神経科学知見に基づいてソフトウエア仕様書となるとなる脳参照アーキテクチャ(BRA)を設計し、それに基づいて実装を行うBRA駆動開発として進められています。
第1部では、最近の当法人の様々な活動状況を述べたあとに、BRA駆動開発の技術的な進展状況を概説する。そのうえで、その開発方法に従った開発ロードマップについて紹介します。さらに、脳を参照するとしても、倫理的な面から見てあえてヒトに似せないほうが良いと考えられる部分などについて述べます。
第2部では、WBAの技術的発展に貢献のあるかたを表彰する奨励賞、当法人の活動に貢献のあったかたを表彰する功労賞の授賞式を執り行います。
第3部で栗原聡氏(慶應義塾大学)が主催するパネル討論では、稲見昌彦教授 (東京大学 )、大屋雄裕教授 (慶應義塾大学)をお招きして、自律性や倫理性の面でヒトを凌駕した高度なAIがヒトとヒトの間に入り込んだ状況を前提として、未来社会についての議論を行う予定です。そこでは、攻撃的現実主義(※)から抜け出せない私達の社会を如何にして平和を維持し、人々にとって幸福な状況を持続してゆくかが主要なテーマのひとつとなります。
※ 攻撃的現実主義(offensive realism)は、国家は生存のために際限のない拡張行動を採ることが求められるというもの。関連してSF『三体II 黒暗森林』の中で猜疑連鎖と技術爆発とあわせて宇宙社会学の公理として現れる。 参考:〈中国SF〉の醍醐味を伝える、宇宙を駆ける心理戦:『三体Ⅱ』池田純一書評
勉強会開催詳細
- 日 時:2021年9月10日(金) 13:00~17:00
- 会 場:オンライン Zoom
- 参加費:無料
- 定 員:300名
- 主 催:NPO法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
- 後 援:脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理
参加について
参加は無料です。 Zoomの視聴URLを、前日および当日にconnpassよりお送り致します。
また、Slackチャンネルへのご招待も同時にお送り致します。
講演スケジュール
時間 | 内容 | 講演者 |
---|---|---|
13:00 | 開場 | |
13:05 | ご案内 | 大森隆司(玉川大学) |
13:10 | 開会の挨拶 | 大森隆司(玉川大学) |
13:15 | 第1部 活動状況報告 | 荒川直哉 (WBAI) |
13:35 | 第1部 基調講演 脳参照アーキテクチャ駆動開発からのAGI構築ロードマップ |
山川宏(WBAI) |
14:35 | 第2部 表彰式 | 奨励賞/功労賞の授賞者3名 |
14:50 | 休憩(10分) | |
15:00 | 第3部 議論の前提 | 栗原聡 (共生知能創発社会研究センター/慶應義塾大学 ) |
15:15 | 第3部 人の手のひら、AIの手のひら | 稲見昌彦 (東京大学) |
15:30 | 第3部 人間は動物を必要とするが、AIは人間を必要とするか? | 大屋雄裕 (慶應義塾大学) |
15:45 | 第3部 パネル討論 私たちはいかに上手にAIの手のひらに着地できるのか |
オーガナイザ:栗原聡 パネリスト:稲見昌彦、大屋雄裕、高橋恒一(理研) 、山川宏 |
16:52 | クロージング | 孫暁白(実行委員長) |
16:55 | 閉会の挨拶 | 高橋恒一 |
17:00 | 終了 | |
17:10 | オンライン懇親会 | (別途お申し込み ) |
第1部: WBAIの活動状況
活動状況報告
講演者:荒川直哉(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
概要:前回シンポジウム以降の当法人の活動(特に現在進行中の第5回WBAハッカソン)について報告を行います。
脳参照アーキテクチャ駆動開発からのAGI構築ロードマップ
講演者:山川宏(全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)
概要:当法人では、汎用的な知能を持つ高度なAIの開発を加速するために、脳参照アーキテクチャ(BRA)を用いて設計空間を現実的なレベルに制約する、BRA駆動開発を推進しています。本講演では、まずこの開発手法の概要とその進展状況について述べます。次に、この開発手法が他の汎用AI開発手法に比べてどのような利点があるかを説明します。さらに、このアプローチを進めた場合に想定される開発ロードマップを概観します。このようにして作られた高度なAIにおいても、ある側面においては生物学的制約に捕らわれない倫理性をもたせることで、それらで構成される社会の持続可能性を高めうることを論じます。
第2部: 授賞式
- 功労賞
- 技術奨励賞
第3部: 私たちは、いかに上手にAIの手のひらに着地できるのか?
議論の前提
講演者:栗原聡 (慶應義塾大学) 概要:(TBD)
人の手のひら、AIの手のひら
講演者:稲見昌彦 (東京大学) 概要:(TBD)
人間は動物を必要とするが、AIは人間を必要とするか?
講演者:大屋雄裕 (慶應義塾大学) 概要:(TBD)
運営スタッフ
- プログラム委員長: 山川宏
- 実行委員長:孫暁白
- 司会:大森隆司
- 司会スライド/タイムテーブル: 山川宏
- 広報担当:荒川直哉
- Connpass:藤井烈尚、西村由弥子
- Slack運用:藤井烈尚
- Zoomホスト:生島高裕
- Zoom共同ホスト:福沢 栄治、西村由弥子
- グラフィックデザイン:藤井烈尚
全脳アーキテクチャ・イニシアティブ創設賛助会員
全脳アーキテクチャ・イニシアティブでは、賛助会員を募集しております。賛助会員に登録いただきますと、当サイトに貴団体ロゴとホームページへのリンク掲載や、各種イベントの優先参加など、さまざまな特典がございます。詳しくは、こちらをご覧ください。
Media View all Media
If you add event media, up to 3 items will be shown here.